結論:第57回(令和7年度) 社会保険労務士試験 択一式 健康保険法 第2問(健康保険法(高齢受給者証の返納・特定被保険者・検査権限・特定適用事業所の届出・患者申出療養))を、ことのりに1記述ずつ判定させたところ、ア〜オの5記述すべての正誤判定が公式正答と一致し、誤っている記述の組合せ(アとウ=選択肢B)も正しく導けました。
検証の方法
第2問は、健康保険法(高齢受給者証の返納・特定被保険者・検査権限・特定適用事業所の届出・患者申出療養)に関する5つの記述(A〜E)のうち「誤っているものの組合せはどれか」を選ぶ問題です。方法はシリーズ共通で、各記述を1つずつ、「次の記述は、現行法令に照らして正しいですか、誤っていますか。根拠となる条文を挙げて判定してください」という形で本番稼働中のことのりにそのまま入力し、返ってきた判定を公表の正答と照合しました。プロンプトの工夫・再試行・人間による誘導はありません。
ことのりの判定結果:5記述すべて公式正答と一致
| 記述 | ことのりの判定 | 挙げた主な根拠条文 | 公式正答との照合 |
|---|---|---|---|
| 選択肢ア | 誤り | 健康保険法施行規則51条 | ○ 一致 |
| 選択肢イ | 正しい | 健康保険法附則7条1項 | ○ 一致 |
| 選択肢ウ | 誤り | 健康保険法198条ほか | ○ 一致 |
| 選択肢エ | 正しい | 健康保険法施行規則 | ○ 一致 |
| 選択肢オ | 正しい | 健康保険法63条 | ○ 一致 |
各記述の解説
選択肢ア:ことのりの判定「誤り」(公式と一致)
記述:高齢受給者証の交付を受けた被保険者が任意継続被保険者又は特例退職被保険者であるときは、高齢受給者証の有効期限に至ったときは、14日以内にこれを保険者に返納しなければならない。
根拠条文:健康保険法施行規則51条
ことのりは、被保険者証等の返納手続を定める施行規則(51条等)を引き、記述の返納対象・期限が現行規定と異なるとして『誤り』と判定。公式正答(ア・ウが誤り)と一致しました。細部は一次情報でご確認ください。
選択肢イ:ことのりの判定「正しい」(公式と一致)
記述:健康保険組合は、被保険者が介護保険第2号被保険者に該当しない場合でも、規約で定めるところにより、介護保険第2号被保険者である被扶養者があるときは、当該被保険者(特定被保険者)の保険料額を一般保険料額と介護保険料額との合算額とすることができる。
根拠条文:健康保険法附則7条1項
特定被保険者の保険料額の特例(健保法附則7条1項)の内容と一致します。ことのりは附則7条1項を引いて『正しい』と判定し、公式と一致しました。
選択肢ウ:ことのりの判定「誤り」(公式と一致)
記述:厚生労働大臣の検査等の権限に係る事務は日本年金機構に行わせるものとされており、全国健康保険協会には行わせるものとされていない。
根拠条文:健康保険法198条ほか
ことのりは、協会が管掌する被保険者に関する事務など、検査等の権限の主体に関する整理が条文と異なるとして『誤り』と判定。公式正答(ウは誤り)と一致しました。
選択肢エ:ことのりの判定「正しい」(公式と一致)
記述:初めて『特定適用事業所』となった適用事業所の事業主は、その事実があった日から5日以内に、適用事業所の名称・所在地、特定適用事業所となった年月日、法人番号等を記載した届書を厚生労働大臣又は健康保険組合に提出しなければならない。
根拠条文:健康保険法施行規則
特定適用事業所該当時の届出事項・期限(施行規則)の内容と一致します。ことのりは『正しい』と判定し、公式と一致しました。
選択肢オ:ことのりの判定「正しい」(公式と一致)
記述:患者申出療養とは、高度の医療技術を用いた療養であって、当該療養を受けようとする者の申出に基づき、評価療養の対象とすべきか否かを評価する必要がある療養として厚生労働大臣が定めるものをいう。
根拠条文:健康保険法63条
患者申出療養(保険外併用療養費。健保法63条関連)の定義として正しい内容です。ことのりは『正しい』と判定し、公式と一致しました。
この結果から言えること
- 高齢受給者証の返納・特定被保険者・検査権限・特定適用事業所の届出・患者申出療養という5つの異なる論点で、正誤判定がすべて公式正答と一致しました。
- 『誤っているものの組合せ』を選ぶ形式でも、誤り肢ア・ウを正しく拾い、選択肢B(アとウ)に到達できました。
- 附則・施行規則まで含めて根拠に到達できており、条文知識型の検索と相性が良いことが確認できました。
シリーズ累計成績(随時更新)
社会保険労務士試験(健康保険法など)の条文知識を問う問題で同じ検証を進めています。うまくいった回だけを選んで載せることはせず、外した問題も隠さず解剖して公開します。
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『組合せを選ぶ』問題でもAIは使えますか?
本検証では各記述を1つずつ判定させ、誤り肢を正しく拾えました。ただし1記述でも取りこぼすと組合せを誤るため、必ず根拠条文で裏取りしてください。
なぜ健康保険法で検証したのですか?
社労士の主要科目で条文・通達中心の論点が多く、答えが公表されている(試験センター)ため、AIの正誤判定の精度を客観的に検証しやすいからです。